熱を伝えるということ(RIDE ON TIMEシーズン1&3)
NetFlixで配信されていた「RIDE ON TIME(以下ROT)」がAmazonプライムでも配信開始。
ネトフリで見てはいたものの、改めて視聴。
元々、私はジャニーズの舞台裏映像が大好きで。
ここ数年の標準装備になってきたコンサートDVD・ブルーレイでの楽屋映像も、何なら本編より好きっていうレベル。*1
舞台裏を見せるって賛否両論あると思うんです。
特に本人たち側からすると。裏側を見せないことがプロであるという考え方も勿論理解はしてて。
それでも舞台裏映像が好きだと言い続けるのは、
彼らが「ちゃんとそこに生きている」ことが感じられるから。
アイドルというのは偶像であって。阿部ちゃんの言葉を借りるならヒーローでもあって。
そこに魅了されている部分も十二分にあるんだけど、その反面で「この人たちって本当に実在をしているんだろうか」と思ってしまうことがままある。(コンサートや舞台で生で見たことがあってもそう思ってしまうんだから不思議)
舞台裏の本人たちを見ると「あぁこの人たちも生きてる、生活をしてるんだ」って実感してしまうんですよね…
*あとは少し横道にそれるけど、リハ室でスニーカーきゅっきゅ鳴らしながら踊っている自担たちが大好きです。これはもう単純にかっこいいからw各メンバーのレッスン着のことも何かで残したい(残したいものが多い)
ROTについては、シーズン1とシーズン3でそれぞれ特集。
シーズン1は2018年年末~2019年の滝沢歌舞伎開幕まで。
シーズン3はデビュー後~滝沢歌舞伎theMOVIE撮影と1stコン。
個人的に何度も何度も繰り返してみてしまうのはシーズン1。
自分がリアルタイムで追いかけられていなかった点をたくさん見られてるというのもあるけど、より本人たちの深層が見られるので。
以下、シーズン1から個人的にぐっときた点について箇条書き。
・帝国ホテルでの記者会見前の控室で緊張で強張った面持ちの阿部ちゃん(正直に言うと阿部ちゃんってこんな顔するんだって衝撃的だった)
・スチール撮影でスタッフからどよめきが上がった時の滝沢君のどや顔(これぐっとくる、自慢の後輩だぞって伝わる)
・スチール撮影での桜衣装の佐久間くんの舞い方(死ぬほど美しい)
・スタッフさんにもバックについてくれるJrにも、帽子をとって深々と頭を下げる佐久間くん(普段から周りに敬意をもって接している様子が伺えて死ぬほど推せる)
・太一君と話すのに床に膝ついちゃう照くん(謙虚すぎ)
・太鼓練習するラウちゃんの隣にいるふっかさん(お兄ちゃんみがすごすぎて眩しいつらい)
・宇宙sixとの掛け持ちをしててもきちんと練習して合わせてくるめめ(ここ、めめのポリシーがめちゃくちゃ出てて格好良すぎる)
・隈取メイクは滝沢君はやってないと聞いて、頑張ろうって言う照くん(こういうハングリーさいいよ、好きだよ!!)
・戸板倒しや田中くんへの佐久間くんの指導(後述)
・しょぴの楽屋づくりシーンより、アイドルとしての美麗に関するこだわり(こだわりの強さが気持ち良いぐらいにはっきりしていて素晴らしい、尊敬できる)
・舘様の「自分のことを好きな人に影響を与えたい」(アイドルとしての自分という矜持がある人すぎる)
・初日前日夜までずっと練り直ししてるふっかさん(体ぼろっぼろだし顔お疲れ出まくってるのに全力で取り組んでるの格好良すぎ)
・壁に貼ってあるスポーツ新聞を眺めて感慨深げな佐久間さん(ここの横顔にすごくギュッと来る、喜びを噛み締めてる自担ってすごい尊い)
・阿部ちゃんの「背筋に鉄の棒がずっと入ってる感じ」(これ聞いて、胸が苦しくなってしまったのですよ…どれだけのプレッシャーに打ち勝とうとしているのかを想像するとしんどい)
・楽屋出る前にコッコッコッて舌ならしながらチェックする阿部ちゃん(これは完全に私の癖ですねww)
挙げたらキリがないなw
佐久間くんのシーンで好きなのは、戸板倒しと田中くん指導のところ。戸板倒しで支えてるJr.に向けて「お前がなおせ!」と声を上げるところ。
佐久間くんが後輩に厳しいと言うのは知ってたんだけど、こんな鋭い声を出すんだ、という驚きがすごかったです。そこに彼のプロ意識の高さが伺えてしんどい。(健くんの怪我の事もあってだよね、、とも思ってますが)
疎ましがられることを厭わずに声を上げられること。佐久間くんの芯の強さを感じざるを得ない。
劇中メインキャストの1人になってたJr.田中くんの取り組み姿勢や技術に対して、はっきりと悪い点を指摘してあげること。どうしたら良くなるのかを真摯に伝えること。
この時の佐久間くんの目がとんでもなく熱くて。
自分のこと以上にまっすぐに向き合っている姿は尊敬しかないです。
後輩の成長のため、見に来てくださったお客様にがっかりさせないため。
危機感を持ちなさい、と教える姿勢はきっと自分も先輩に教わってきたことなんだろうな、と。
ジャニーズの最高なところって、こういう先輩から後輩に脈々と受け継がれていくことだと思ってます。
あと個人的には、これを分かってるタレントと分かってない(意識しない)タレントでは将来性が全く違うと思ってるのが、「同じチケット代を払ってるお客様が後ろにもいること」
舞台だとSとA・B席で値段差ついてることもあるけど、FC席だったり、コンサートだと最前も後ろも同じ金額。それを分かった上で板の上に立ってる人のショーはクォリティも想いも全く違う。
エンタテイメントに携わる人であれば是非持っていて欲しい意識だと思ってます。
それを佐久間くんがきちんと後輩にも伝えてくれたことも非常にうれしかったです。
(勿論他メンバーも同様の意識は持っていると思ってます)
あと、どうしても触れておきたいこと。
康二くんの葛藤の部分。
もう、これ初見で見た時はしんどくて仕方なかったです。これ見せちゃうんだ、、という衝撃含め。
WUの撮影時のリラックスしたラウちゃんと対照的に強張ってる康二くん。レッスンでついていけなくなって、廊下で弱音をこぼす様子。みんなが中心の島の机でワイワイやってる中で
混じれなくて隣の島の机で作り笑いをする様子。
極め付けは、ふっかさんにじゃれつきながら「もう今更帰れないよ」ってぼそっと呟くシーン。(初見で私はここで泣きました)
当時の康二くんの戸惑いや苦労を思うとしんどい。明らかに関西時代の表情に比べたら別人だもの。
でもここから歯を食いしばって本人がついていこうと取り組むのと、6人が寄り添ってくれたことで少しずつ強固な仲間になってくるんですよね。
特に、ふかさくあべがサポートしてたのかなぁなんて思ったりしていますが。こればっかりは当時を見ていない自分には推測の域を超えません。(加入当時のすのちゅーぶで、結構ふっかさんが康二くんの近くにいたり、こそこそ2人で話したりすることが多いなと感じてます)
シーズン3になると、康二くんの表情が全く違うんですよね。勿論、時間っていう魔法の力もあったと思うけど。本人の「頑張る以上の頑張り」と周りの温かさによるものなんだなぁと。
みんなで作ったそれぞれの居場所とでも言いましょうか。なんていうか、この展開はドラマチックすぎないかなって思ってます…。尊い
全般を見て思ったのは、SnowManって全員努力の人なんだよな、と。
取り組み方は全員違うし、プライオリティのつけ方も違うけど努力を惜しまない、努力で自分たちは語っていくんだ・背中を見せていくのだという感じが非常に強いと思っています。また、そこが彼らに対して周囲がどんどん惹かれていく一要素だと思っています。
頑張る人のまっすぐな想いに敵うものはないのですよ。
自分たちの熱を伝え続ける9人のこれからを私も一端ながら支えさせてもらいたいなと思わせる、胸をギュッとつかまれたドキュメンタリーでした。
他グループのドキュメンタリーも大好きなので、またROT放送してください…!
最後に余談。
歌舞伎初日のふっかさん、あれ遠くから見ると滝沢くんにそっくりだなぁって思ったシーンがいくつか。表情の作り方なのか、ヘアメなのかまでは深堀ってないですが。愛弟子たる所以だなぁ、と。
*1:本編より先に見るぐらい好きです